
女性は40代から、男性は30代から増えるメタボ
「メボリックシンドロームは、お腹の出たおじさんの病気」。こう思っている人は多いはず。ところが、50歳を過ぎて女性ホルモンの分泌が減ると、女性のメタボも増加。血管トラブルが忍び寄ります。
さあ!今日からあなたもメタボ対策を始めましょう。
内蔵の周りに脂肪が溜まり(内臓脂肪)
- 腹囲が基準値を上回り(女性90㎝以上、男性85㎝以上)
- 脂質代謝異常(中性脂肪150以上、HDLコレステロール40未満)
- 高血圧(上/収縮期130以上、下/拡張期85以上)
- 高血糖(空腹時 110以上)
このうち2つ以上が重なった状態をメタボリックシンドローム(略してメタボ)といいます。
中年男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボの疑いあり。女性の場合、女性ホルモンの減少とともに内臓脂肪がつきやすくなるので、更年期以降、注意が必要です。
グラフ/40代後半から増える女性メタボ
始まりは、良くない生活習慣
「メタボ腹」は、食べ過ぎや運動不足など、良くない生活習慣の積み重ねの表れ。
少しずつたまった内臓脂肪は、生活習慣病のリスクを高めます。
メタボを引き起こす善玉ホルモンと悪玉ホルモンのアンバランス
最近の研究で、脂肪細胞から血糖や血圧、
血管などを正常に保つホルモンが分泌されることが分かってきました。
- 善玉ホルモン(アディポネクチン)
→ 血圧をおさえる、血糖値を下げる、
動脈硬化を防ぐ
- 悪玉ホルモン
→ 血圧を上げる、血糖値を上昇させる、
血栓をつくる
内臓脂肪が過剰にたまると、悪玉が増え、善玉が減少し、
バランスが崩れることでメタボを引き起こします。
<こうしてメタボになる>
- 良くない生活習慣
- 内臓脂肪の蓄積
過剰な内臓脂肪は、善玉ホルモンを減らし、悪玉ホルモンを増やす
- 善玉ホルモン(アディポネクチン)減少
- 悪玉ホルモン(TNF-α、PAI-1など)増加
- 高血糖症
- 高血圧症
- 脂質異常症(高脂血症)
- 善玉と悪玉のバランスが崩れると、
高血糖症や高血圧症、脂質異常症などを引き起こす
- 動脈硬化
- 脳梗塞・心筋梗塞
食事と運動で、内臓脂肪を減らす
①カロリーコントロールのポイント
・野菜やきのこ類を食事の初めに食べる
・汁ものを具沢山に
・揚げ物の衣は薄く
■揚げ物の吸油率
●素揚げ・・ 3~ 5%
●唐揚げ・・ 6~ 8%
●フライ・・ 10~15%
●天ぷら・・15~20%
・マヨネーズはうすめて使う
レモン汁やヨーグルトを加えてサッパリ
②日常生活に運動を組み込むことがポイント
掃除や買い物などは、運動量を増やすチャンス!
●買い物/自転車
- 歩いて行ける場所は自転車を使わず歩く
- 行きは自転車を押して歩き、帰りは自転車に乗る
●掃除
- 掃除に意識して動きを加えると全身運動になります。
例えば、窓拭きの時、体側~腕を伸ばすなど
善玉ホルモンを増やす栄養成分を摂る
善玉ホルモンを増やしたり、内臓脂肪を減らす働きのある栄養成分を補えば、
さらに効果が期待できます。
- βコングリシニン
大豆タンパクに含まれます。
内臓脂肪の蓄積をおさえたり、
善玉ホルモンを増やします。
- オスモチン(植物性タンパク質)
害虫などから身を守るため、植物がつくり出す成分。
善玉ホルモンと同じような働きをします。
- EPA・DHA
善玉ホルモンが増えることが報告されています。
血液サラサラ効果も。
- カロテノイド、食物繊維
積極的に食べている人ほど、
善玉ホルモン量が多いという傾向があります。
- マグネシウム
十分に摂ると、善玉ホルモンが
活性化されます。
メタボ腹を解消して、善玉ホルモンを増やす
- パロアッスル
有効成分はテルペン類と、豊富なミネラル類。
内臓脂肪を減らして、善玉ホルモンを増やすだけでなく、
血糖値や血圧も安定させます。
血糖値や血圧を整える
- オリーブリーフエキス
有効成分はオレウロペイン。
血糖値の上昇をおさえます。
- ゴーヤ粉末
有効成分は苦味成分のチャランチンと
モモルデシンなど。
血糖値だけでなく、血圧も安定させます。
さらに
インスリンづくりを活発にする
- 亜鉛
糖質の代謝をよくする
- クロムとビオチン も配合