アルギン酸
アルギン酸とは、コンブやワカメ、ヒジキ、モズクなどに含まれる多糖類の一種で、天然の食物繊維として知られています。アルギン酸は、血圧の上昇を抑制する効果やコレステロール値を下げる効果、ダイエットに対する効果、動脈硬化を予防する効果など様々な効果を持ちます。
アルギン酸の効果
①高血圧を予防する効果
水溶性のアルギン酸カリウムは胃の中に入ると、アルギン酸とカリウムに分解されます、切り離されたカリウムは体内に吸収されると利用され、アルギン酸はナトリウムと結合しアルギン酸ナトリウムとなり体外に排出されます。
高血圧の原因のひとつとして、体内のナトリウム量の増加があるためナトリウムを排出する働きのあるアルギン酸は血圧を下げる効果があります。
②コレステロール値を下げる効果
水溶性のアルギン酸カリウムは、そのぬめりにより余分なコレステロールを包みこんで体外に排出する作用を持ちます。また、不溶性のアルギン酸カルシウムは胆汁酸を吸収して排出する作用を持ちます。胆汁酸はコレステロールを原料としてつくられるため、胆汁酸を排出する作用を持つアルギン酸カリウムはコレステロール値を下げる効果があるといえます。
③ダイエット効果
アルギン酸を含んだ食品やドリンクを摂取することで、長時間にわたり満腹感を感じることができます。また、体内にほとんど吸収されることがないため、摂取カロリーを下げる効果もあります。
そのため、アルギン酸はダイエットに効果的な成分です。
④腸内環境を整える効果
アルギン酸は水溶性・不溶性ともに、腸内に溜まった不要な老廃物を体外へ排出する働きを持つため、便秘を改善し、腸内の環境を整える効果があります。
アルギン酸が含まれる食品
こんな方におススメ